警察庁片桐次長の来訪

2010年8月18日

8月1〜5日、警察庁から片桐次長が来訪し、「インドネシア国家警察改革支援プログラム」に関し、イ側関係者と意見交換したほか、プログラム内の各活動拠点を訪問視察しました。

3日、ブカシで展開中の「市民警察活動促進プロジェクト」への訪問では、丸一日掛けて、ブカシ両警察署を視察しました。
ブカシ県署では佐々木専門家及び天野専門家、メトロブカシ署では松江専門家及び天野専門家が各担当分野について説明しました。
両署長・副署長は、「歓迎の意」と「JICA及び日本警察の支援に対する謝意」を述べ、片桐次長は「自分の目で皆さんの活躍ぶりを拝見し、プロジェクトの第2フェーズ以降をどうするか考える上で参考にしたい」と、今次視察の目的・意義を表明。
ブカシ県署では、当初、視察日程になかった留置場の視察が入りました。要望したオペレーション課長は、面会者に対する呼びかけ横断幕掲示(勤務員に対する賄賂を禁止する内容)、面会者に対するアンケート調査(勤務体制改善に繋げるもの)、留置室の呼称変更(花の名前にしたもの)等を説明しました。
駐在所アプローチを実施しているBKPMバンタルジャヤでは駐在所勤務員一家と面談。ファディルラ勤務員が片桐次長の質問に答える形で活動を説明しました。

メトロブカシ署では、イマム署長が「本署における市民警察活動のレベルは向上傾向にある。2007年世論調査では11%であったが、2009年調査では37%に上った。巡回連絡等の市民警察活動は重要な活動であり、特にBKPMムカールサリは当署の模範的な交番である。コマンドセンターの資機材は整備されたが、今後の課題は活動面で、引き続き御指導願いたい」と説明しました。
メトロブカシ署管内のBKPMムカールサリ視察では、片桐次長より「巡回連絡に対し住民の拒否反応はありますか?」「女性ゆえの危険を感じることはありますか?」等の質問があり、勤務員は丁寧に応答していました。
POLPOSペカヨンでは、勤務員より活動概況説明の他、同所を所掌するブカシ南分署長が最近の取り組みの紹介として、「大型ショッピングモールで通信のデモを行うなど、警察広報に力を入れています。POLPOS巡視については、1カ月に1回は活動をチェックしています。各高校に警察官2名を派遣して延べ3カ月間になりますが、警察業務の紹介や薬物対策の広報・啓蒙に努めています」とコメントしました。

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ブカシ県警察署

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ブカシ県署鑑識室

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ブカシ県署BKPMDesaバンダルジャヤ

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メトロ署イマム署長表敬

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メトロ署コマンドセンター

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メトロ署POLPOSペカヨン

4日、バリ州警察本部、「バリ島、安心なまちづくりプロジェクト」等を訪問視察しました。
バリ州警察本部では、スティスナ本部長を表敬。片桐次長は「(本部長の詳細な報告を聞いた後に)私も沖縄県本部長経験があるが、有名な観光地での警察活動は大変であり、バリ州警察の皆さんの御苦労が良く理解できる」と労いました。
またマデマンクパスティカ州知事(元バリ州警察本部長)との面談が実現。州知事は訪問を歓迎すると共に、これまでのバリ州警察への支援に感謝の意を示しました。片桐次長は邦人が被害にあった事件解決に敬意を表すと共に、今後も我国の警察分野協力への一層の理解と支援を要請しました。

その後、4〜5日にかけて、ギアニャール署管内ウブドBKPM、ウブドの移動交番車の活動、サヌール海岸警察官詰所、クタ観光警察官詰所等の観光警察部門の活動拠点、ならびに過去のテロ事件現場を訪問視察しています。

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マデマンクパスティカ州知事と面談

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州警察本部長と懇談

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BKPMウブド視察、懇談

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ヌサドゥア観光警察官詰所視察

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サヌール海岸観光警察官詰所視察

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2002年テロ現場(グランドゼロ)視察

以上