EWARS(早期警戒対応システム:Early Warning Alert Response System)TOT研修実施

2010年1月22日

2010年に、各県/市におけるPUSKESMAS(地域保健所)のサーベイランス担当官へのEWARS研修が予定されておりますが、それに先立ち、1月18日から22日にかけて、南スラウェシ州保健局サーベイランス担当官及び各県/市DSO2名のうち1名を対象としてトレーナー研修(TOT研修)が実施されました。各県/市の残り1名のDSOに対しては、2月1日から5日にかけて研修が実施される予定です。

EWARSとは、県/市保健局とPUSKESMASを中心として、感染拡大の恐れのある疾病をできるだけ早く発見し、それを迅速に、且つ的確に関係機関へ報告することで、的確な対応を行い、感染の拡大を防ぐことを目的としたサーベイランスシステムです。インドネシアでは、これまでは、サーベイランスの結果を書面で報告を行っていたため、書面の送付等に時間を要していましたが、EWARSでは携帯電話のショートメッセージを活用することでPUSKESMASから県/市保健局への報告の迅速化を図り、また、報告されたデータを入力するだけで簡単な分析が行える専用のパソコン用ソフトウェアを県/市保健局で用いることで、PUSKESMASへのフィードバック及び州保健局への報告がより簡単になり、さらにインターネットを用いることで、報告プロセスの迅速化を図ります。

本研修では、州及び各県/市保健局のサーベイランス担当官がこのソフトウェアを使った報告手法を学んでいます。研修終了後、各県/市で行われるPUSKESMAS対象のEWARS研修において、今回の参加者がトレーナーとなることが期待されています。

研修の背景・経緯
保健省は、PUSKESMASを中心としたサーベイランスシステムのプロジェクトとして、Early Warning Alert Response System(EWARS)を他の2州で実施している。今後南スラウェシ州においてもEWARSの導入が行われるが、南スラウェシ州内におけるEWARS研修を始めるにあたり、州保健局担当官と県/市保健局担当官がトレーナーとして研修を受ける必要がある。
研修の目的
州と県/市保健局担当官が、トレーナーとしての技術を習得する。
研修実施の意義
州及び県/市保健局担当官がトレーナーとしての技術を習得することは、今後各県/市で行われるEWARS研修の質を向上させる。
期待される効果
  • 州と県/市保健局担当官のトレーナーとしての技術が向上する。
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保健省EWARS担当官と協議を行う州保健局スタッフと田中専門家

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専用ソフトウェアへのデータの打ち込みの練習を行っている各県/市からのDSO