第1回本邦研修を実施しました

2017年8月28日

2017年7月30日から8月12日にかけて本プロジェクト第1回目の本邦研修を実施しました。プロジェクト期間中本邦研修は合計で6回予定されており、今回はプロジェクトのカウンターパートである、ヨルダン労働省とアブドッラー2世国王開発財団のキーメンバーに、日本の雇用サービス全般を広く理解していただくとともに、プロジェクトの活動指針を取りまとめることを目的として実施しました。
2週間弱の短い本邦滞在期間中に厚生労働省、京都ジョブパーク、立命館大学、(株)日本マンパワー、(株)アソウ・ヒューマニーセンター、(株)ジュン、神戸市障害者就労推進センター等を訪問させていただいた他、若年層の雇用問題やキャリア教育の専門家の方々をJICA国内センターにお招きして講義を行っていただき、日本におけるキャリアカウンセリング/コンサルティング制度のあり方や各機関・企業が進めている若年層への雇用サービスについて学んでもらいました。
本研修の計画・実施に際してご協力下さった関係者の皆様にはこの場をお借りして改めて厚く御礼申し上げます。
暑さが一番厳しい時期に加え、ヨルダンと大きく異なる食文化(イスラム教徒はハラル認定を受けた食べ物しか口にする事が出来ない為、日本における食事の選択の幅がとても限られているのが現状です)等、研修参加者にとっては慣れない環境下での研修となりましたが、参加した6名全員が協力し合い、講義や訪問先では一生懸命質問しながらメモをとっている姿が印象的でした。研修終盤には夜遅くまで全員で話し合い、日本での学びを踏まえた今後のプロジェクト活動指針を取りまとめ、最終日にJICA本部担当者も参加した報告会を無事終える事が出来ました。
この研修は第一歩にすぎません。とりまとめた活動指針をもとに、日本で学んだことを活かしてプロジェクトに貢献してもらえるよう、しっかりフォローしていきたいと思います。

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