労働省と大学関係者による初めての合同ワーキンググループを開催

2017年12月20日

これまでプロジェクトでは労働省関係者向けと大学関係者向け、それぞれワーキンググループを開催し、普段の業務で直面している課題の聞き取りとその対策方法の検討を進めてきました。ようやくこれまでに得た知見を一つの冊子にまとめる事が出来るようになったため、そのドラフト案の共有と最終化のための意見交換を目的に、11月26日、初めての合同ワーキンググループをアンマンで開催しました。

経験のあるカウンセラーはもちろんの事、新しく着任するカウンセラーがより良いサービスを求職者に提供出来るようになる事を目的に作成されたサポートブック(仮称)、この冊子には様々なニーズを持つ求職者への対応方法、簡易心理テスト、関係機関の連絡先リスト等カウンセラーが日々の業務を行う上で参照できる情報が分かり易くまとめてあります。

今回のワーキンググループで関係者からいただいたコメントに加え、来年開始するカウンセラーの養成研修等を通じてより使い勝手の良い仕様に改善し、プロジェクト期間内にサポートブックをヨルダン国内全ての雇用事務所と大学に配布する予定です。

また、今回は労働省と大学の現場レベルの関係者が初めて顔を合わせる貴重な機会であったため、地域別に労働省‐大学の連携活動計画を立ててもらう時間を設けました。場をセッティングしたプロジェクトチームが驚くほど活発に議論が進み、首都圏、北部、南部それぞれで来年行う協力案をまとめる事が出来ました。今回芽生えた官学連携が継続的なものになるよう、プロジェクトチームでしっかりとサポートしていきたいと思います。

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