8月から9月の主な活動まとめ

2019年10月3日

10月に入っても日中は30度を超えている当地ですが、夜間がずいぶん肌寒くなってきました。9月から新学期が始まったものの教員による待遇改善を求めるデモが1カ月以上続くなど、ヨルダンの人達の生活が厳しい状況にある事を垣間見る機会が増えてきたように感じます。
今回は8月半ばの犠牲祭休暇明けから9月までに実施した新しいプロジェクト活動を2件ご紹介します。

1.プロジェクト成果を計測するエンドライン調査
早いもので2017年4月にスタートした本プロジェクトも残り期間が半年ほどになってきました。これまでプロジェクトが作成したマテリアルが現地で活用されているのか、実施した研修の参加者が得た知見をどのように活用しているのかを確認し、プロジェクト終了時までに取り組むべき課題を明らかにするためのエンドライン調査が9月初旬から始まっています。
60カ所以上の雇用事務所や大学を訪問する本調査では、情報を収集するだけではなくプロジェクト活動にこれまで参加した関係者にもう一度プロジェクト成果の活用を検討してもらうよう働きかけ、プロジェクト成果の持続性が担保されるよう取り組んでいます。

2.パイロット大学における新入生向けキャリアガイダンスオフィス(CGO)広報活動
当地では9月半ば以降各大学で新入生の受け入れが始まっています。プロジェクトでは新入生がCGOで受けられるサービスについて入学手続き時に情報を得られるよう、広報ブースのアレンジを支援しました。本活動は10月以降に新入生を受け入れる他大学でも実施する予定です。

上記活動の他、前回のプロジェクトニュースでご報告した雇用事務所(EO)による雇用主向けセミナーや職業訓練校でのキャリアガイダンスセッションも引き続き実施しており、プロジェクトで始めた取り組みが来年以降もカウンターパートによって引き継がれるようフォローを行っています。

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大学での新入生向けCGO広報ブース

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エンドライン調査