プロジェクト概要

プロジェクト名

障害者の経済的エンパワメント及び社会参加促進プロジェクト

対象国名

ヨルダン・ハシェミット王国

署名日(実施合意)

2016年8月2日

プロジェクトサイト

アンマン首都圏を中心とした地域

協力期間

2017年1月27日〜2020年1月26日

相手国機関名

労働省(Ministry of Labour)

背景

2015年国勢調査によれば、ヨルダン全人口約953万人のうち5歳以上人口のおよそ11%が何らかの機能障害を有しており、障害者支援はヨルダンの大きな開発課題となっている。
同国は1998年に「障害者福祉法」をいち早く施行するなど、アラブ地域における障害者権利保障のリーダー国であるが、障害者の一般就労は未だ限られ、生産年齢人口に該当する障害者の就労割合は2004年時に11.7%、2014年時にも16.1%に留まるなど、過去10年を経ても十分な成長がみられていない。アクセシブルでない公共インフラや職場施設環境、企業の知識不足、教育訓練機会の少なさ、就労後サポートの欠如、さらに労働省の障害者就労支援にかかる行政能力と専門性の不足など、多様な課題が残されている。
JICAはこれまでのヨルダンへの協力を通じて、法制度にかかる助言や障害者雇用担当部署の設置支援、求人求職電子化データ(NEES)への障害情報の組み込み支援、障害主流化、アクセシビリティ改善やジョブコーチ研修など、政策から現場までに至る多面的・重層的な「障害と開発」の協力を進めてきた。
本プロジェクトはこれら成果を土台にして、次なる段階である障害者の一般就労への移行を後押しする協力である。また、事業展開計画における開発課題「社会的弱者のエンパワメント」への取り組みである「貧困削減・社会的格差の是正プログラム」の事業の一つに位置づけられる。

目標

上位目標

就労による障害者の社会参加が促進される

プロジェクト目標

労働省の、障害者の就労を促進するために必要な活動を実施する能力及び体制が強化される

成果

成果1:「労働省の、障害者の就労に向けたピア・カウンセリング実施を促進する能力が強化される」
成果2:「労働省による障害者の就労へのアクセスを向上するための活動の実施能力が強化される」
成果3:「労働省による、ジョブコーチを活用した就労支援の実施能力が強化される」
成果4:「労働省が、障害者の就労支援とその共有に必要なネットワークを構築・維持する」

投入

日本側投入

専門家

【長期】チーフアドバイザー(ジョブコーチ)(36MM予定)
エンパワメント/業務調整(36MM予定)

【短期】必要分野について必要数

研修

本邦研修、第三国研修(マレーシアを予定)、ヨルダン国内研修

相手国側投入

運営管理人材配置

プロジェクト・ダイレクター:労働省 技術部門 次官補
プロジェクト・マネージャー:労働省 雇用局長
サブ・プロジェクトマネージャー:労働省 雇用局 障害者雇用課長

技術人材

ジョブコーチワーキンググループメンバー

施設と機材

専門家の執務スペース、事務機器(必要に応じて)

現地業務費

ヨルダン人材の人件費と出張旅費等

実績、今後の動き

2017年8月 ヨルダン国内ジョブコーチ研修・短期専門家派遣
2017年10月 本邦研修・マレーシア第三国研修(ジョブコーチ)