石原宏高外務大臣政務官がKEMRI本部を訪問

2014年3月7日

2014年3月7日(金)、石原宏高外務大臣政務官がKEMRI本部を訪問されました。KEMRIからはMpoke所長、Boit副所長をはじめ9名の役員が参列し、石原政務官を歓迎しました。

最初にKEMRI本部役員室にてMpoke所長より、KEMRIの歴史と概要について説明がなされました。KEMRIは日本の無償資金協力による1979年の設立以来、主に感染症研究対策分野において日本との強固な関係を継続しており、現在は本プロジェクトが黄熱病とリフトバレー熱に関する共同研究を実施していること、こうしたKEMRIにおける長年の研究活動や日本への研修員派遣、機材供与などの技術協力を通じて多くの人材が育っていることなどが伝えられました。この説明を受けて石原政務官からは、日本の大学に留学経験もある研究者もKEMRIにいることを知り、日本との関係が深い研究機関を本日訪問できたことは大変うれしい、とのコメントをいただきました。

続いて、日本の無償資金協力により設置した代表的な施設であるウイルス研究棟のP3実験室(注1)、そしてプロジェクトの中心的な活動拠点である製造部門棟の視察が行われました。途中、アフリカにおける感染症の実態や、プロジェクトが開発している黄熱病簡易迅速診断キットの市場規模に関する質問などもあり、KEMRIやプロジェクトの研究活動に大きな関心を寄せられていた様子でした。

(注1)P3実験室:BSL3(バイオセーフティーレベル3)の危険な病原体(HIVや黄熱ウイルス、リフトバレー熱ウイルスなどの出血熱ウイルスなど)を用いた実験を安全に行うため、陰圧状態に保たれ病原体が外部に漏洩することがないよう封じ込められる構造になっており、厳重なルールと管理体制で稼動されている実験室。
P3とは物理的封じ込めレベル3(Physical containment level 3)のことで、レベル4が最もレベルが高く危険度の高い病原体を安全に取り扱える施設である。バイオセーフティーレベルとは病原体の危険度を示し、レベル4が最も危険度の高い病原体である。つまり、BSL3の病原体を扱うにはP3実験室が必要ということになる。最近はBSL3という表現で実験施設の封じ込めレベルを表す場合もある。

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KEMRI役員室での談話の様子

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KEMRI製造部門視察中の質疑応答の様子