国連砂漠化および干ばつと闘う国際デーへの参加

2019年6月17日

- Let's grow the future together -

毎年6月17日は、国連が定める砂漠化および干ばつと闘う国際デーです。CADEPのコンポーネント5(地域協力)活動では、ケニア、セネガル、JICA、UNCCD(砂漠化対処条約)が共同で声明を発表した「サヘル・アフリカの角 砂漠化対処による気候変動レジリエンス強化イニシアティブ」(以下、AI-CD)を推進し、AI-CDの参加国それぞれが抱える砂漠化および干ばつに対する課題解決に向けた取組を行っています。

ケニア政府は、本国際デーに向けて多くの関係機関を巻込み開催の準備を進めてきました。主に、ケニア政府の環境森林省(Ministry of Environment and Forestry)の下部機関となるケニア国家環境管理公社(National Environment Management Authority)が中心となり、マクエニ郡という乾燥地に分類される地域で国際デーのイベントが行われました。

環境森林省は、人々の日々を営む活動に起因する気候変動と土壌劣化は、天然資源の減少と砂漠化を引き起こし、これらを食い止めるためには、適切な土地管理と環境保全の取組みが重要であり、それらを通じて貧困を削減するとしています。また、政府は、2022年までに国土の10%を樹木で覆う(森林率10%)取組みを掲げており、目標達成に向け郡政府との密な連携が望まれます。

今回のイベントでは、本プロジェクトの実施機関であるケニア森林研究所(Kenya Forestry Research institute(KEFRI))と、AI-CDの取組みを紹介するとともに、プロジェクトが取組む砂漠化対処に向けた農家が実践する優良事例情報をマクエニ郡のコミュニティの人々に提供しました。

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ケニア東部のマクエニ郡にてイベントは行われました

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KEFRIと共同でブースを出しました

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コミュニティの人々に農家が行う優良事例を共有しました