ケニアでは178,000キロメートルの道路が整備されており、道路交通が物流や人の移動の9割を担っています。また、モンバサ港からの物資はケニアを通り内陸の国々に輸送されることから、道路を良好な状態に維持管理することは東アフリカの内陸国の社会経済活動においても重要です。橋梁は道路の一部として物・人の移動を支えていますが、ケニアにおいて橋梁の維持管理は系統立っておらず、円滑な移動のリスクとなることが懸案されています。そこで、本プロジェクトでは、道路インフラを管轄する運輸インフラ省やケニア高速道路公社等が合理的な橋梁の維持管理手法を習得・実施し、同手法がケニアに定着することを目指します。