ケニアの新聞記事から - 南スーダンがケニアの8-4-4制を導入

2005年9月1日

南スーダンがケニアの8-4-4制を導入
(Standard紙 9月1日より抜粋)

Commissioner of EducationのKotsi Manibe氏によれば、南スーダンはケニアの教育制度8-4-4制を正式に採用・導入する見込み。

同氏は「南スーダンはケニアに対して、教科書、参考書の供与、教員、教育カリキュラム専門家の派遣を期待している。南スーダン自らが効果的かつ機能的な教育システムを構築出来るようケニアからの知的・物的支援を多いに期待している」と述べた。

「南スーダン地域の教育は危機的状況にあり、資格を持った教員も、教科書も全く足りない。1996年、我々は8-4-4制の導入を試みたが、SPLM(南スーダン)とハルツーム(北スーダン)政府の衝突に起因する内戦のため失敗に終わった。しかし平和が戻りつつある現在、我々のための教育カリキュラムも制定され、8-4-4制による教育を実行する時なのです。ケニアの教員が南スーダンで教えてくれることを歓迎します。」

Manibe氏は、ケニアのジョモケニアッタ基金から200万シリング(300万円相当)相当の教科書を受け取ったと明かし、同基金の代表は「南スーダンの教育に沿った教科書を書く支援を検討している」と語った。

* 編集注:南北スーダンの平和合意は、今年1月にナイロビで合意されたところ。南スーダン地域には正式な政府が認められておらず、大臣も事務次官も存在しません。将来、南部政府が独立するまでの移行措置として、当面は「1政府2システム」という状況が続きます。

* Commissioner of EducationであるKotsi Manibe氏は「南スーダンの教育大臣」に相当する存在です。

* 日本の外務省によれば「本年1月の南北スーダン包括和平合意の成立を受け、わが国はスーダンにおける平和の定着を積極的に支援することとし、4月のスーダン支援国会合において逢沢一郎外務副大臣は当面1億ドルの支援の実施とともに、早急に政府調査団を派遣することを表明した。」とのこと(調査団はすでに派遣済み)。

http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/17/rls_0623a.html

* SMASSEでは、ケニア北部のカクマ難民キャンプにある学校のスーダン人教員を地方研修に受け入れた実績があります。無資格の若い教員でしたが、とてもやる気のある良い先生だったと聞いています。