西部・中部アフリカ諸国への訪問 - 概要と背景・目的

2005年9月6日

これまで試行的に書き溜めてきたこのブログ。いよいよSMASSE Homepageの一部という位置づけで、公式な広報ツールとして認められる見込み。早速、先日終えたばかりの出張報告から抜粋してアップしてみます。今回は概要をおさらいし、次の投稿より、訪問国別に打ち合わせ内容や所感を掲載していきます。

1. 出張者

* Bernard M. Njuguna: Head, SMASSE National INSET Centre
* 杉山 隆彦 チーフアドバイザー

2. 日程ならびに訪問国

* 平成17年8月19日〜9月2日, 14泊15日
* セネガル、ガンビア、ニジェール及びカメルーンの教育省ならびに教員養成大学/中等学校

3. 背景
SMASSEフェーズ2では、アフリカ域内を対象とした事業の中核として第三国研修を実施している。本研修は、SMASSE-WECSA連携ネットワークの活動推進の母体となる人材育成を目的とするものであり、第1回研修を2004年1月、第2回研修を2004年11月に実施した。域内連携活動においてもケニア国内対象の活動と同じく、関係者の主体性を涵養するという観点から、コスト・シェアリングを活動の基本としている。そのため過去にも、第1回及び第2回第三国研修の準備段階として、域内7ヶ国(ルワンダ、モザンビーク、南アフリカ、ジンバブェ、ザンビア、レソト、ナミビア、エチオピア、ウガンダ、タンザニア)に調査団を派遣し(2003年9-10月、2004年9月)、関係者にSMASSE-WECSA活動の意義、第三国研修の目的、ネットワーク形成の拠点となる機関発掘等、関係国に対する啓蒙・啓発活動を行った。

 本年も第3回第三国研修(今年11月7日から5週間、定員88名を計画)を実施するに際し、昨年同様の準備をする必要があり、本啓蒙・啓発活動のためのチームを派遣する必要から本計画を作成した。訪問国の選定は、第三国研修の新規招聘国であり、英語を公用語としているガンビア、カメルーン、近々理数科教育プロジェクト立ち上げを予定されているニジェール、及び西アフリカの中心国であるセネガルを選定した。WECSA事務局にて提供可能な技術支援メニューや今後の連携スケジュールに関して、JICA事務所(ニジェール、中西部アフリカ地域支援)ならびに先方政府・教育省と具体的な打ち合わせを行う機会としたい。

4. 期待された成果
1) SMASSE-WECSA Associationの正規メンバー国を増やし、第三国研修に対する経費分担を可能とする。
2) SMASSE-WECSA活動の拠点となる教育機関と連携合意をし、本活動を活性化する基盤と人的ネットワークを構築する。
3) 訪問国の抱える理数科教育の課題を認識し、今後のSMASSE-WECSA活動に反映させ、JICA国別事業計画策定にも資する参考資料・情報を作成・収集する。
4) 西アフリカ諸国に多い、日本の無償資金協力による教育ハード支援との連携戦略を検討する。
5) 今後、SMASSE-WECSA事業を強化していくにあたり、NEPAD事務局とのLOUサインをメンバー国政府へ周知することが強力なサポートとなりうる。
6) ADEA理数科教育ワーキング・グループ事務局としての広報・普及活動を行う。
7) JICA事務所が存在しない国が多いので、本調査結果を地域支援事務所ならびに本部と共有し、今後の対アフリカ理数科教育戦略策定の一助とする。

(続く)