最近の出来事 2007年9月〜2008年2月

2008年2月14日

2007年9月
・ 終了時評価調査団の受け入れ (2007.9.2-9.15)

評価の定型(DACの評価5項目)に従った評価結果は、ケニア国内事業:妥当性、効率性、有効性は「高い」、インパクトと自立発展性は「やや高い」となりました。理数科教育強化という事業の妥当性や、活動の効率性が評価された反面、ケニアの地方研修の質が目標値を超えず、今後の持続的な研修実施体制に不安が見られたため後ろの二つには「やや」がつきました。

アフリカ域内WECSA事業では、妥当性、有効性、効率性、インパクトで「高い」、自立発展性は「低い」という評価でした。域内事業の有効性やインパクトは大きいものの、JICA事業の枠組みを超えていない点が指摘されました。

・ 校長研修の実施 (2007.9.10-9.14, 10.1-10.5, 10.8-10.12)

・ 視学官研修の実施 (2007.9.17-9.21)

・ 第4回SPIAS(中等理数科学習達成度調査)の実施(2007.9.16-10.6)
プロジェクトの成果や達成度を測るために2004年から実施してきた中等理数科学習達成度調査(SPIAS: SMASSE Project Impact Assessment Survey)の第4回目を実施しました。9月中旬から3週間かけて、全国約4500校の中等学校からサンプルされた141校を訪ね、校長107名、教員447名、Form2の生徒5303名からデータを集めることが出来ました。

・ NHK教育テレビの取材 (2007.9.18-9.23)
昨年11月3日に放映されたテレビ番組、ご覧頂きましたでしょうか?

・ ケニア教育省のザンビア教育省訪問 (2007.9.16-9.22)
教員研修制度の質確保のために、中央・地方視学官の果たすべき役割について意見交換するため、ケニア教育省の視学官局長が、ザンビアを訪ね、SMASTEプロジェクトの活動を視察しました。

・ アフリカ教員向け第三国研修(No.6&7)の実施(2007.9.24-10.19, 10.29-11.23)
第6グループ:マラウイ、モザンビーク、ナイジェリア、シエラレオネ、
タンザニア、ウガンダより76名が研修参加
第7グループ:ベナン、ブルキナファソ、ブルンディ、カメルーン、
ニジェール、ルワンダ、セネガルより74名が参加。(うち2名はJOCV)

2007年10月
・ ザンビアSMASTEフェーズ2事前評価調査団への参団 (2007.10.2-10.10)
中央州でのプロジェクト活動を通じて培った知見と人材を、フェーズ2でどのように深め、広めていくのか(地域、学年、科目)、JICAとザンビア教育省の協議をお手伝いするため、ケニア人スタッフ1名が参団しました。

・ 外務省ODA評価「成長のための基礎教育イニシアティブに関する評価」受入れ (2007.10.8)
平成14年に日本政府が発表した「成長のための基礎教育イニシアティブ」(通称BEGIN)について、その後の活動状況や、受益者である発展途上国での受け止め方を確認する調査団がケニアを訪れ、SMASSEの活動を視察し、スタッフとの意見交換をしました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/af_edu/

・ ガーナASEI/PDSIワークショップへの支援(2007.10.13-10.28, 2名)
ガーナで実施中の現職教員研修政策実施支援プロジェクトが「ASEI&PDSIワークショップ」を開催しました。その講師役として、スタッフ3名(日本1,ケニア2)がアクラに派遣され、ガーナ人講師とともにASEI&PDSIの普及に努めました。

・ ADEA総会2008に向けたThematic WS@ガーナ参加(2007.10.12-10.17)

・ ADEA運営委員会への参加 (2007.10.16-10.20)

・ ナイジェリアへ第三国専門家派遣 (INSET運営管理)(2007.10.14-11.17)
ナイジェリアSMASEプロジェクトより、下記について技術支援の要請があり、
・州INSET運営管理WSの実施支援
・プロジェクト啓発WS準備・実施支援
・中央INSETサイクル3内容開発支援
ケニア人スタッフ2名を第三国専門家として派遣しました。

・ タンザニア教育行政官受け入れ (2007.10.15-10.20, 2名)
・ レソト・スワジランド教育行政官受け入れ (2007.10.20-11.03, 10名)
タンザニア、レソト、スワジランドのいずれもJICAの教育プロジェクトは入っていないものの、自ら財源を確保し、ケニアの第三国研修に参加した人材を活用して、教員研修を実施しようという計画が進行中です。その研修カリキュラムや教材準備について打ち合わせるため、三ヶ国の行政官がカレンに滞在し、スタッフとの共同作業に没頭しました。

2007年11月
・ TICADプロセス評価調査団の来訪 (2007.11.2)
今年5月下旬に横浜で開催されるTICAD4を前に、過去3回実施されたTICADのインパクトや実績を評価・確認する調査団がケニアに派遣され、SMASSEを視察・訪問しました。相手国の持つ資源(人・モノ・金)を活用しつつ、その行政能力向上を図るとともに、その経験をもとにした南南協力(アフリカ内協力、アジア・アフリカ協力)を積極的に実施している本プロジェクトの事業運営方針は、TICADのコンセプトをしっかりと踏まえていると思うのですが、如何でしたでしょうか?
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/ticad/index.html

・ SMASE-WECSA運営委員会 (2007.11.13-11.14, 6名)
SMASE-WECSA活動の持続的発展性のための諸要因を検討・協議するため、事務局三役をナイロビに招聘しました。

・ 理数科案件事前評価調査団2・ブルキナファソ訪問 (2007.11.17-11.29, 1名)
ケニア人スタッフ1名を派遣し、JICAとブルキナ政府との議論が有益なものとなり、円滑に進むよう、お手伝いさせていただきました。

・ エチオピア教育省行政官の来訪 (2007.11.20-11.22)
WECSA会議の年会費を支払い正式メンバーとなったエチオピア。ケニアSMASSEの中央研修所、地方研修センターを視察し、教育省や地方教育事務所との意見交換を行いました。これを始めの一歩として、今年1月の第三国研修参加、そのフォロー活動・・と発展させたかったのですが、第三国研修が中止となってしまい残念です。

・ マラウイSMASSE能力強化支援 (2007.11.25-2008.1.19, 1名)
この9月にフェーズ1が終了したものの、さらに全国展開を目指して自力で活動を続けているSMASSEマラウイ。次の教員研修を自らの力で企画・運営する能力を強化するため、内山専門家が派遣され、マラウイ人の中心的スタッフとともに種々の活動にあたりました。

2007年12月
・ ウガンダ中央研修実施準備支援 (2007.12.2-12.5, 4名)
・ ウガンダ中央研修実施・評価支援 (2007.12.9-12.22, 4名)
例年通り、ウガンダSESEMATの実施する中央研修を技術支援し、準備・運営・管理・評価のお手伝いをさせていただきました。

・ レソト教員研修準備支援 (2007.12.10-12.15, 1名)
10〜11月にナイロビでみっちりと話し合った結果をもとに、今度はケニア人スタッフがレソトを訪れ、教員研修準備作業を支援しました。

・ 世界銀行教育スペシャリストの来訪 (2007.12.19)
教育におけるアジア・アフリカ間の経験共有を促進する世銀事業の案件形成を念頭に、アフリカの教育事情・大学事情を視察するためケニア訪問中の世銀教育スペシャリストがSMASSEを訪れ、意見交換しました。

2008年1月
・ ニジェール中央研修実施支援 (2008.1.4-2.6, 3名)
ニジェールSMASSEで実施する中央研修の実施を支援するため、数学、物理、生物から3人のスタッフを派遣しました。ベナンからも参加者がありました。現地の井手専門家の評価によれば、一年前に実施した研修内容に比べ、ニジェール人講師自らのアイディアも出てくるようになり、格段の進歩が見られたとのことです。

・ マレーシアRECSAMへの研修参加 (2008.1.7-2.1, 7国から20名)
WECSAメンバー7ヶ国(レソト、マラウイ、ナイジェリア、ルワンダ、スワジランド、タンザニア、ザンビア)の教育行政官を中心に20名を、マレーシアRECSAMの研修コースに招待しました。帰路、全員にナイロビに寄って滞在してもらい、第三国研修三者やケニア人スタッフへの経験共有をお願いしたかったのですが、これも中止となり残念でした。

・ アフリカ教育行政官向け研修「地方教育強化」@札幌 (2008.1.15-2.16, 2名)
今年からSMASE-WECSAメンバー国向けの研修コースへと衣替えし、本プロジェクトと連携しながら実施することとなった札幌研修。第一回目の今年は、ケニアよりCEMASTEAレレイ所長と中等学校校長会の幹部が参加し、研修員の中でもリーダー的存在として活躍してくれることを期待しています。

・ ケニア地方研修講師向け研修@フィリピンNISMED(2008.1.21-2.15, 40名)
この5年間、毎年1月に多数の地方研修講師(20+20+40+40+40=160名)を受け入れていただきました。お世話になりました。今後も、JICA理数科教育協力の源流として、ケニア、アフリカの教育の質向上のため、ますます活躍していただけると期待しています。

・ アンゴラ教師教育戦略会議への参加 (2008.1.27-2.1, 1名)
昨年3月に教育副大臣がSMASSEを訪れ、6月には窓口職員がルサカでのWECSA会議に出席し、ケニアSMASSEとの連携活動を模索しているアンゴラ教育省。豊富な石油資源を擁し、経済的には急激な成長を遂げつつも、教育の質を向上させる具体的な活動のノウハウを欲しています。この1月に開催された教師教育戦略会議に、ケニア人スタッフ1名が招聘され、SMASSEの活動報告を行いました。

2008年2月
・ ケニア地方研修行政官向け研修「INSET運営管理」@広島 (2008.2.4-3.10, 12名)
この5年間、毎年2〜3月に、地方教育事務所長、地方視学官、中等学校長といった地方研修マネージャー12名がお世話になりました。広島で実践されている現職教員研修の様子を学んだ彼らは、ケニア全国のディストリクトに散って、より良い教員研修を持続していくために努力を続けています。

・ ウガンダ終了時評価調査への参団 (2008.2.10-2.16)
今年8月に最初の3年間の協力期間を終えるウガンダSESEMATプロジェクト。これまでの実績を評価・総括し、今後の展望について先方政府と協議する調査団に参団します。

・ タンザニア教員研修実施準備支援 (2008.2.10-2.22)
タンザニア教育省では、GTZ事業の残した教員研修制度を復活させるべく、自前の財源を確保し、ケニアの第三国研修で要請した人材を活用した、理数科教員研修事業を計画しています。その教員研修の中核メンバーが一同に集まり、今年4月の教員研修(さらに6月にもう一段の研修を予定)の準備をする教材開発ワークショップが予定されており、そこにケニア人スタッフ3名がお手伝いに伺うことになっています。また、今後のタンザニア・ケニアの連携活動について、杉山CAが旧知の中である教育省次官との意見交換に臨みます。