速報 ・ ケニアで中等教育無償化政策の実行開始

2008年2月14日

2月11日の午後、ナイロビ市内の中等学校にて、キバキ大統領、オンゲリ教育大臣、ムタヒ教育事務次官らが出席し、中等教育無償化開始の式典が行われました。

キバキ大統領のスピーチによれば、2003年に開始した初等教育無償化政策は、この5年間で小学校児童の数を590万人(2002年)から820万人(2007年)に増やし、それに伴い中等学校の生徒数も80万人(2002年)から120万人(2007年)へと増加しました。

「すでに中等教育には、政府からの予算増、理科実験室の建設や実験器具の贈与、理数科教員への現職研修、学校管理職への研修などが実行され・・・」とSMASSEの活動にも触れつつ、これまでの中等教育強化の成果・実績をアピールした上で、しかし、ケニアを国際社会の中で競争力を持った国へと成長させるためには、さらなるケニアの若者への教育投資が必要であり、小学校を卒業した子供の最低70%が中学校へ通えるような政策を実行していく、その政策プログラムの目玉が「中等教育の学費無償化※」である、これにより貧しい家庭の子供であっても、質の良い中等教育を受けられるようになり、彼らがケニアにとって生産的な人材となることを期待しているのだ、と訴えました。

中等教育への進学率70%をクリアするためには、学費の低廉化だけでは足りません。小学校卒業者数が増加するに従い、受け入れるべき生徒数も増えます(目標は140万人)。学校数、教室数、教員数、教育行政能力も同じように増強される必要があります。政府による当面の対応策として、人口稠密地域に(通学制の)中等学校を増やし、都市部の中等学校には2部制(Double Shift)を取り入れ、遠隔地には通信教育(E-learning)を検討しているとし、地方においても、地方交付金(Constitution Development Fund)を活用した学校建設や教材の購入、(臨時)教員の雇用などを進めるよう訴えました。

 ※中等教育無償化政策に関する情報、次の記事「緊急速報 ・ SMASSEプロジェクトの今後や如何に?」の2.にて補足しています。