中核農家候補の選定に向けた現地調査開始

2020年4月13日

2020年3月

本技プロの目的のひとつである生乳バリューチェーン整備のため、バリューチェーンの上流にあたる生乳生産者の今年の選定に係る現地訪問調査を開始しました。

今年初めから選定基準の策定をはじめ、過去2年半のプロジェクト活動に関与した酪農家を中心に候補農家を選定、今回の訪問調査の結果を分析後、絞り込みを行う予定です。

選定基準のひとつとして重要となるのは、農民グループの形成です。モデル農家として選定された中核農家が周辺酪農家と農民グループを形成し、中核農家が中心となって周辺農民に適正技術などの技術や知見を伝え、教える事ができるかが、ひとつの基準となります。

これは、プロジェクト終了後の持続発展性を考慮し、農民が農民に教えていく事によって技術や知識を普及していこうという農民間研修のシステム作りを計画しているためです。

今回の調査で選定された中核農家は、今後計画されているTOT(Training of Trainer)研修に参加、必要最低限の基礎的な酪農技術や酪農経営等を学び、それらを今度は周辺酪農家を含めた農民グループにて教える事となります。

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聞き取り調査の様子

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給飼施設

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自分で調整したサイレージ見せる農場主

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レッドスティープ種(赤牛)を繋養する山間地に立地する農場

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新築された牛舎

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調査の様子

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乳量や授精等を記録している農家

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搾乳準備室を設置している農場

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バルククーラーがないため生乳をバスタブで冷蔵するという農場主

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バケット式搾乳機

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バキューム方式のパイプラインとスタンチョンを設置した牛舎

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周辺酪農家から生乳を集乳するタンクを説明する農場主

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搾乳後の生乳を保管している輸送缶

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ホルスタイン種を繋養する農場

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山間地でブラウンスイス種を繋養する農場