ラオスにおける母子保健状況は改善されつつあるものの、妊産婦死亡率405(対出生10万)、乳幼児死亡率98(対出生1000)(出典:2005年国勢調査報告書)と依然として東南アジア地域の中でも特に高く、母子保健状況の改善は急務にあります。しかし、地域住民の健康衛生に対する認識は低く、道路等のインフラの未整備、文化的障壁等の理由もあいまって、多くの住民が十分な母子保健サービスを受けていません。
このような状況を改善するために、ラオス国保健省は第6次保健セクター開発計画(2006 - 2010)において、母子保健を重点課題のひとつとして掲げ、母子保健事業を強化する取り組みを進めています…