ラオス人民民主共和国(以下「ラ国」)における妊産婦死亡率(MMR)と5歳未満児死亡率(U5MR)はともに改善されてきているものの、MMR580(対出生10万)及びU5MR61(対出生1000) と、東南アジア地域の中で最も高く、依然として母子保健の改善は急務である。
母子保健サービスの効果的な実施に向けて、保健人材の不足及び質の向上は主要な課題の一つとなっている。Global Health Workforce Alliance(GHWA) は、人口約1,000人あたりの保健人材配置が2.3人以下の国々を危機的状況にあたるとし、当該国における保健人材育成を重視しているが、「ラ国…