ビエンチャン県病院へのスタディツアー

2016年10月25日

ラオス国内における病院管理のグッドプラクティスとして、2016年9月中旬に保健省ヘルスケア局4名、南部4県保健局および県病院幹部(計16名)とスタディツアーを実施しました。
ツアーでは、毎週実施されている院内モニタリングの報告会への参加、5S活動の一環である職員全員参加の清掃活動の見学および院内視察を行いました。その後、より良い病院管理を目指し、参加者と病院幹部との間で活発な議論が行われました。
このツアーでは、病棟における病院管理およびモニタリング実施方法について、ラオス人がラオス人から学ぶ良い機会となりました。特に、院内のモニタリングチームを3チーム(看護、アドミ、医師)作り、1週間交代でモニタリングを実施、院長への報告会を毎週実施していること、その報告会においては、現場の写真を用いて理解しやすいよう工夫がなされていることが確認されました。その他、院長の強いリーダーシップの下、各病院スタッフが自分のやるべき業務内容を把握していることが確認されました。

今回のスタディツアーを受け、各県病院での「見える化」活動および病院スタッフや患者・患者家族の意見を医療サービスの質改善に反映させる取り組みなどについて、10月上旬に実施されるテクニカル・ミーティング(保健省ヘルスケア局および南部4県の担当者が定期的に集まりプロジェクトの進捗の確認、決定を行う会議)で発表を行うこととしました。

【画像】

院内視察の様子

【画像】

参加者と病院幹部によるディスカッション

【画像】

ツアー参加者