REL/MRV技術作業部会 第1回会合

2016年4月27日

ラオスではREDD+(注1)を推進するために6つの技術作業部会が設置されています。その一つであるREL(注2)/MRV(注3)技術作業部会の第1回会合が4月27日に開催され、森林資源管理局(DFRM)、森林局(DOF)、災害対策気候変動局といった主要な部局及びその他開発パートナーを交えた総勢30名が参加しました。この作業部会はF-REDDの主なC/P機関の一つである森林局森林調査計画課(FIPD)のリントン課長が部会長を務め、F-REDDが実質的なリード・ドナーとして企画・運営を支援しています。
今回は第1回会合として2020年に向けたワークプランを議論したほか、F-REDD専門家がREDD+の概要、REL、MRV、NFMS(注4)といった本技術作業部会の主要事項について、基礎的な内容にラオスのケースを交えて紹介・意見交換をしました。部会の役割とこれからの取り組み予定について、メンバーの共通理解を深める良いスタートが切れたと思います。

(注1)REDD+:途上国での森林減少・劣化による温室効果ガスの排出を緩和することに対して経済的なインセンティブを国際社会が提供する仕組み。
(注2)REL(参照排出レベル):過去の温室効果ガス排出量の推移に基づいて推測された将来予測。
(注3)MRV:温室効果ガス排出削減の成果を測定(Measurement)、報告(Reporting)、検証(Verification)するための仕組み。
(注4)NFMS(国家森林モニタリングシステム):森林由来の温暖化効果ガス排出・吸収量を推定する基礎としてREDD+活動をモニタリング・報告する仕組み。

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F-REDD専門家によるRELの説明