REDD+基礎、ジェンダー配慮&セーフガード研修

2017年2月2日

F-REDDは、アジア・大洋州を拠点として主に森林保全活動をしているRECOFTCとともにJICA-RECOFTC連携パートナーシップのもと、ルアンプラバン県におけるREDD+の理解促進や能力強化の支援を行っています。特に今四半期はREDD+活動の実施に伴う環境・社会への負の影響を緩和させるためのセーフガードの能力強化の支援を行いました。
まず10月に、現場の森林管理を担うルアンプラバン県内12郡の森林官を対象に、ジェンダー配慮や住民参加の重要性を理解するためのセーフガード研修(基礎編)を行いました。また、12月には、ルアンプラバン県のREDD+タスクフォースメンバーを対象に、REDD+に関する基礎的な理解を深めるための研修を実施し、さらに、前回研修に参加した県、郡の森林官を対象としたセーフガード研修(応用編)を実施しました。
例えば、ジェンダー社会配慮については、日常の森林の利用や管理において、男性と女性がどのような役割を果たしているのかグループ討議をしたうえで、森林管理を進めるためには、男女の協同、とくに女性の参画が重要であることを認識してもらう良い機会となりました。一連の研修を通じて得られた知見は、今後の県REDD+活動計画策定やパイロット活動の実施時に活用されることが期待されます。

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県REDD+タスクフォースのメンバーに対するREDD+基礎研修。REDD+とはなにか?というテーマでグループディスカッションした結果を発表している様子

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郡の森林官を対象としたセーフガード研修。グループディスカッションを通じて社会的公正に配慮したREDD+実施の重要性を学んでいる。