県REDD+行動計画の策定に向けた郡・村落へのコンサルテーションが始まります

2017年2月3日

ルアンプラバン県では、県のREDD+推進のために、昨年5月に、森林セクターをはじめとした県・郡の関係各部局から構成される県REDD+タスクフォースが設置されました。昨年7月のキックオフ会合、同12月のREDD+研修に続き、この2月3日に第3回目の県REDD+タスクフォース会合を開催しました。

この第3回会合では、県REDD+行動計画の策定プロセスや実施体制、スケジュールが討議されました。F-REDDでは、ここ半年かけて、県内の森林減少・劣化要因分析を始め、森林減少・劣化対策の検討、実施に伴う環境・社会リスクの検討など、行動計画の策定に向けた県関係部局との会合を重ねてきました。

今回の県REDD+タスクフォース会合では、利害関係者、特に、森林管理を担う郡行政官や、森林地域に居住する村人の参加を確保するセーフガードの観点から、県関係者だけでなく、郡行政官や村人と協議するためのコンサルテーションを行うことで合意しました。またこのコンサルテーションの実施に際しては、県REDD+推進の事務局となっている県REDD+オフィスがリードし、郡でも担当部局から構成されるユニットを立ち上げることとなりました。

これから、1か月近くかけて、ルアンプラバン県内12郡や、森林減少が進んでいる村落を訪問し、県REDD+行動計画策定に向けたコンサルテーション会合を実施することになります。県REDD+推進に向けた県や郡のイニシアティブを、引き続き支援していきたいと思います。

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県REDD+タスクフォース会合の様子。メンバーである県関係部局及び郡副知事が、今後の県REDD+行動計画の進め方について検討した。