FCPF炭素基金への申請が採択されました

2018年6月20日

前号に続けての報告です(注1)。F-REDDはラオスの森林炭素パートナーシップ(FCPF)炭素基金への案件計画書作成を支援してきましたが、このたび、第18回会合(6月、パリ)でラオスの申請案件が審査、採択されました。これにより、2019年~2025にかけて北部6県で実施するREDD+活動の成果を炭素クレジットとして販売する道筋が、いよいよ拓けることになります。

5月下旬に申請書最終案を提出の後、FCPFによる技術審査報告書が作成されています(注2)。今回の会合は申請案件の発表と質疑、そして採否が最終決定される重要なもので、ラオスは農林省副大臣を筆頭とした代表団で臨みました。

会合に先立ち、F-REDDは入念な対処方針やプレゼンテーションの準備に協力し、会合期間中もラオス代表団の交渉を遠隔で支援しました。採択を受けて、今後はFCPFとの合意締結交渉へと進むと同時に、申請案件の実施が本格化することになります。F-REDDはラオスが最大限の成果を獲得できるように、国レベル及び対象県であるルアンプラバンならびにウドムサイの両県において、さらなる支援を行っていく予定です。

(注1)季刊第4号、9号、他。
(注2)これらのドキュメントは下記リンクから入手可能。

【画像】

パリで開催されたFCPF炭素基金会合第18回会合に参加したラオス代表団