アジア・太平洋地域の森林モニタリングワークショップにラオスが参加しました

2018年9月21日

2018年9月17日から21日

REDD+では森林モニタリングを通じて、森林保全状況の確認と政策のレビュー・見直し及び温室効果ガス排出・吸収の測定が求められています。これはフィールド情報収集とリモートセンシング等の先端技術の活用により実現し、各国の状況に適した組み合わせが重要となります。

9月にカンボジアでアジア地域の5か国(ラオス、ベトナム、カンボジア、ネパール、パプアニューギニア)を対象に、森林モニタリングに関するワークショップが5日間に亘り開催されました(注1)。ラオスからは政府職員3名に加えて、F-REDDからラオス人スタッフ1名が参加し、ラオスの森林モニタリングを紹介するとともに、GFOI(注2)が準備したツールに沿って自国の現状評価や今後の優先活動を検討しました。

帰国後、参加職員は早速学んだ内容と将来のNFMS(注3)について同僚と議論する会議を計画しています。F-REDDもこの機運を活かしてラオスの森林モニタリング支援をさらに推し進めたいと思います。

(注1)「Country Needs Assessment workshop:Asia-Pacific」GFOI・FCPF共催、2018年9月17日~21日、カンボジア。

(注2)GFOI(Global Forest Observation Initiative):森林モニタリングおよび温室効果ガスの算定など発展途上国におけるREDD+およびそれに付随する活動に資する国際的な支援を行うパートナーシップ。

(注3)NFMS(国家森林モニタリングシステム):森林由来の温室効果ガス排出・吸収量を推定する基礎としてREDD+活動をモニタリング・報告する仕組み。

【画像】

森林モニタリングの相関図を作成するラオス参加者