第5回JCCが開催されました

2019年3月28日

F-REDDは2020年10月のプロジェクト終了まで1年半となりました。今回の第5回JCC(Joint Coordinating Committee)では、残り期間の活動と目指す成果を確認しました。

それらは主要なものだけでも、森林戦略2030の策定、セーフガード(注1)の構築、ルアンプラバン県およびウドムサイ県のREDD+能力強化とGCF(注2)との連携およびFCPF(注3)炭素基金への公式参加に必要な制度整備、そして第1回MRV(注4)の結果次第ではGCF成果支払いの申請など、いずれもラオスの森林セクターにとって高い重要性と関心を伴う支援が控えています。

まずは為すべき支援を着実に果たすことが肝要だと考えますが、一方で、プロジェクト終了後もラオスが持続的に森林管理を進めて行けるように、先を見据えた支援を行っていきたいと思います。

(注1)セーフガード:REDD+実施にあたって想定される社会・環境への負の影響を未然に防ぐための制度。
(注2)GCF(Green Climate Fund):緑の気候基金。UNFCCCのもと開発途上国の気候変動対策(緩和・適応活動)支援を目的として2010年に設立された。季刊 第12号参照。
(注3)FCPF(Forest Carbon Partnership Facility):世界銀行のもとに設置された先進国などの資金拠出によるREDD+推進のための国際的な基金。季刊 第4号参照。
(注4)MRV:温室効果ガス排出削減の成果を測定(Measurement)、報告(Reporting)、検証(Verification)するための仕組み。

【画像】