新バス路線開通:エアポート・シャトルバス

2018年4月24日

ラオスの首都ビエンチャンに位置するWattay国際空港と、ビエンチャン市中心部及び中央バスステーションを結ぶ新たなバス路線が2018年1月18日に開通しました。
運営は本プロジェクトにて新たに設立したビエンチャン市バス公社の一部局であるCity2によるものです。
City2による運行では、第一路線であるラオス国際展示・会議場(Lao-ITECC)と中央バスステーションを結ぶ路線に次ぐ第二の路線との位置づけとなっています。

この新たなバスサービスでは、毎日朝8:20~夜10:20までの間、ピーク時には40分毎に、またオフ・ピーク時には60分毎に運行されます。
運賃は片道15,000キップ(約200円)で、タクシーなど、従来の交通手段に比べて安価になっています。
本サービスに使用されているのは京都市から寄贈された5台の中古バスで、車内は22の座席と大きな荷物でも大丈夫なように空間を広く取ってあり、無料Wi-fiサービスもあります。

2016年12月に実施されたJICAプロジェクト・チームによる調査では、空港への移動には主に自家用車、或いはタクシーを使用するケースが大半であるとの報告がなされています。空港路線に限ったことではないものの、このような自家用車等の多用がビエンチャンにおける交通渋滞に拍車をかけていることが改めて浮き彫りとなっていました。

その意味において、この空港バス路線の開通は、交通渋滞の緩和及び公共交通における選択肢の提供に寄与すると共に、増加傾向にある外国人観光客にとっても、有益なサービスとなることが期待されています。

【画像】空港シャトルバス路線図

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空港到着時の様子

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車内の様子