バス公社で新しい給与体系、シフト制の勤務の導入開始

2018年10月22日

バス公社では、サービスレベルの向上、職員の労働環境の改善、および収益性を向上させるため、給与制度と就労規則を改訂しました。この制度は、2017年11月にバス公社の新しい部門であるCity2で運用が開始されていたもので、City2が運行する空港シャトルとITECC-CBS路線での試行運用が行われてきました。

約半年の試行運用を経て、2018年6月にバス公社の既存路線であるフレンドシップ線(ルート14)に適用され、2018年9月にドンパマイ線(ルート32)、2018年10月にタンゴン線(ルート23)に順次適用されています。

新しい制度では、乗客からの運賃収入をすべてバス公社に収めることとし、ドライバーには固定給を支給しています。また、新しく車掌を雇用して、運賃収受をドライバーの職務から切り離すことで、運賃収受の透明性を確保しました。労働環境も改善され、仕事がシフト制になり1日8時間、休日も1週間に1日以上は設定されています。

ドライバーの労働環境の改善によってドライバーの勤労意欲が向上し、バスが計画通りに運行できるようになったことで、バスサービスの信頼性が向上しました。また、この新制度導入のタイミングで、ドライバーと車掌には新しい制服が支給され、イメージを一新しています。

City2システムは、2018年11月にドンドック線(No.29)に導入が予定されており、近い将来、残りの路線へも順次導入が計画されています。この改革により、料金収受の透明性や、運行の信頼性の向上が見込まれ、将来のBRTの運行に必要な能力向上や組織改善につながることが期待されています。

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