カンボジア、ベトナム、ラオスの3カ国の国境地域はそれぞれの国の中での少数民族が多数生活し、そして貧困度が高い「CLV(カンボジア、ラオス、ベトナム)開発の三角地帯」として位置づけられている。ラオス国内において上記地域に該当する南部地域は、上記のような理由により、最も開発が遅れた地域のうちのひとつとして数えられる。
日本政府は2004年11月のASEANサミットと同時に開催された日本+CLV(カンボジア、ラオス、ベトナム)首脳会議において、「開発の三角地帯に関するマスタープラン」の実現に向けて支援することを発表した。その後数回にわたる外務省及びJICAによる調査の結果、ラオスでは教…