プロジェクト活動

ラオス政府は情報技術(IT)を経済発展の重要な鍵として大いに推進しており、これを受けて国内のITサービス産業(ソフトウェア開発、コンサルティング、その他サービス)の需要が日ごとに増しています。

プロジェクトは、ラオス国立大学内にITサービス産業の需要に応じた人材育成の体制を確立する目的で、主に以下の活動を行います。

上級ITトレーニングコース

上級ITトレーニングコースはこの業界基準として定評のあるCISCO社やOracle社のトレーニングを含みます。受講者は卒業時点で世界的に通用する技術力を身につけ、実社会で即戦力となることを目標としています。この集中的トレーニングコースは大学の準修士コース(Graduate Diploma course)において実施されます。主な活動は以下の三つです。

  • 上級ITトレーニングを行う場として、準修士コース(Graduate Diploma course)を工学部CE & IT学科の中に設立します。コースは2020年10月の開校を予定しています。
  • 準修士コースの教員の専門知識と教授能力を強化するため、一連の集中トレーニングを行います。大学外にも門戸を開いて民間や官庁の若い技術者も受け入れ、将来の非常勤講師を確保しながら産学官の連携に役立てます。
  • 産学官の各分野から人材を集めてカリキュラム編成会議を組織し、ITサービス市場の需要に応える教育内容をつくります。

学科内IT会社

学科内IT会社(IT business Unit)は産学連携の場を提供します。例えば、受注したシステムを民間のITエンジニアと大学の教官や学生が協力して開発します。これによって、学生は実社会で行われている実際の開発現場を経験することが可能となるほか、より大規模なシステムの共同開発手法を学ぶことができます。

学科内会社は次の活動により収入を創出し、売上げは学科内会社の事業資金に還元されます。

  • 民間・官庁の技術者を対象とした短期研修の実施
  • 学内および学外から受注するシステムの開発
  • PCネットワークの開発とメンテナンス
  • 各種イベントにおけるITサポート

下記のスタディセッションの開催も学科内会社の担当です。

スタディセッション

スタディセッションはITサービス産業が抱える問題点や理解を共有するための産学官各分野の代表者からなる研究会で、IT市場、サイバー法、IT産業開発の戦略など様々なトピックが議論されます。これをふまえ、IT産業発展のより良い環境作りに向けて、各方面に働きかけます。
会合のほか、ワークショップや研修旅行、調査研究を通じて産学官の相互信頼が醸成されることが重要です。