近年、周辺国が情報技術の活用による経済発展の加速化を図っている一方、ラオス国では情報技術分野の導入と開発が遅れており、同分野を活用した経済振興において、他国との格差が一層拡大することが懸念されている。2001年3月、ラオス国第7回党大会において、IT教育の重要性と、その技術の活用により同国経済の活性化を図ることが明言された。2003年1月に実施された全省庁の課長職以上対象の「ラオス国における工業化および近代化実施政策」のセミナーにおいても、情報技術分野の教育の重要性と、通信分野のみならず、観光、交通、保健、環境分野など全ての分野でITを導入し、国全体の経済の活性化を図ることが述べられている。<…