リベリアにおける農業セクターは、肥沃な土壌と年間を通じた高雨量の恩恵を受け、GDPの4分の1以上及び人口の約7割の就業人口を有する主要産業となっている(リベリア農業省、2017年)。一方で、1989年より約14年続いた内戦及び2014年の西アフリカエボラウイルス病の流行によって、農業セクターの開発は停滞を余儀なくされている。
コメはリベリアにおける主食であり、一人当たりの年間消費量が120kgと世界最大規模となっている。一方で、国内のコメ生産性は低く(1.3トン/ヘクタール)(リベリア農業省、2017年)、コメ栽培適地の約3分の2が未活用といった状況であり(The Liberian I…