マダガスカル共和国では国民の67.8%は1日あたり1.25ドル以下で生活しており、71.3%が貧困ライン以下に属しています(UNDP人間開発報告書2009年)。特に人口の約73.5%が農業に従事しており、その85%が貧困層に属することから、マダガスカル国の貧困削減のためには農村部の住民に対する施策が重要となっています。
人口の急増しているマダガスカル国では食糧自給能力の強化が緊急の課題であり、特にタンパク質供給量の不足を補うためにも、国内水産物供給量の増加が重要とされています。沿岸部及び農村部での内水面養殖の発展は農民の収入多様化、国民のタンパク質摂取増加に資するものとして優先課…