みんなの学校(TAFITA)2018年11月の活動

2018年12月12日

今月の主な活動

(1)基礎モデル(FEFFI活性化モデル)に関する活動

1)インパクト調査(ベースライン)準備

11月19日からアムルマニ県にて、ランダムに選定された140校(対象群70校、比較群70校)を対象にベースライン調査を開始しました。今月初めには、質問票及びテスト(読み書き、算数の2種類)を2校で試行し、その結果を受けて改訂作業を行いました。また調査員に対して研修を実施しました。読み書きについてはASERテスト(読み書き計算簡易アセスメント手法)、算数については仏語圏アフリカ共通学力テスト(PASEC)をアレンジしたテストを使用し、今後12月中旬頃までに調査を完了させる予定です。

2)県レベルモニタリング会合

今月21日に県教育省事務所にてモニタリング会合を実施しました。県教育省事務所(DREN)長、郡教育省事務所(CISCO)長8名が参加したほか、郡教育省事務所(CISCO)のFEFFI担当官8名、地区教育省事務所(ZAP)長郡代表8名が参加しました。本プロジェクトの主要カウンターパートである教育省基礎教育局PECチームからは、チーム長を含む5名の参加があり、関心の高さが伺われました。会合では、2017/2018学年度のFEFFI活動の実施状況の総括が行われたほか、テスト結果(プレテストと最終テストの結果の比較)が共有されました。
DREN会合は、今回で8回目の実施となりましたが、県教育省事務所長が積極的に会議の運営・実施に関与しており、強いオーナーシップが感じられました。また、テストについては、現時点で対象校の約80%の1300校分(17万人)のデータが収集されており、算数については、「計算できる子ども」の割合が約28%に増え、読み書きについても「読める子ども」の割合が24%増え、結果に改善が見られました。FEFFI及び連合活動に関しては、5月から7月まで行われたストの影響もあり、最終データの収集率は70%程度と低い水準だったため、CISCO毎にその背景と改善点についても議論されました。

(2)応用モデル関係

1)質のミニマムパッケージ(算数ドリル補習)パイロット活動

28日からPMAQ算数手法(プラサム・ドリル融合型)マニュアル改訂ワークショップ(及び研修シミュレーション)が実施され、30日からアナラマンガ県対象2校の教員11名及びZAP長2名に対してPMAQ算数手法(プラサム・ドリル融合型)研修を実施しました。まず対象2校で試行を開始し、改良を行った後、1月にアナラマンガ県11校を対象に研修を実施、2019年にはアムルニマニア県70校へ介入を予定しています。

2)質のミニマムパッケージ(読み書き活動)パイロット活動

先月に引き続き、2日と12日に講師研修(シミュレーションを含む)を実施しました。講師は、今年6月にプラサム講師から直接研修を受けた、教育省及び地方方行政官で、今回新たにPECチーム及びカリキュラム局などから5名を講師候補として増員しました。同会合は当初3日間の予定でしたが、手法を確実に定着させ、講師及び研修の質を保つ必要性から、シミュレーション会合日数を急遽増やして実施しました。
13~15日にはアナラマンガ県アバラジャン郡2校、アンズズルベ郡9校から、教員(及びファシリテーター)を各5名ずつ、計55名を対象に教員研修を実施しました。各手法の目的、教授法の各ステップ、所要時間などについても言及され一定の質を保ちつつ研修が実施されました。今回は、カスケード方式(研修を受けた代表5名が他のファシリテーターに研修を行う)を採用したが、特にコミュニティ・ファシリテーターの質が低いことから、補習授業の質の低下が懸念されており、今後もカスケード研修方式を採用するかは検討が必要です。

・自主給食運営
今学校年度からの給食活動実施に向けて追加した新規31対象校に対し、自主給食活動実施のためのPEC(学校活動計画)研修及び自主給食詳細計画策定研修を実施しました。同研修は、自主給食活動をPECに追加し、民主的な選挙により学校運営委員会のライン下に給食委員会を設立するために実施しているものです。
同研修では、各学校から校長及びFEFFI代表の2名を招聘しましたが、参加者が1名のみの学校や1日目の研修に参加できなかった学校もあり、研修内容の習熟度に課題が残りました。後日、習熟度が低い学校について、自主給食委員会設立及びメンバーの選定に係る住民総会をモニタリングしましたが、やはり校長の準備不足や住民の総会への参加率が低いという問題が見受けられました。そのような学校に対しては、後日追加で総会を実施するよう提言を行ったり、校長に対して住民総会で協議する内容を確認するなど、状況に応じた支援を行いました。大統領選挙の日程や専門家の限られた渡航日程、また多くの自主給食が農業カレンダー上の端境期にあたる1月から給食を開始することを考慮すると、研修及び給食委員会設立総会の実施時期を2018/2019学校年度の開始前に設定せざるを得なかったため、研修内容の習熟度に少なからず影響した可能性は否めませんが、今後は対象校について戦略的にモニタリングを行い、自主給食の円滑な実施及び継続をフォローできるように体制を整えていきます。
また、選定された31校中アチモンジャン郡の2校に関しては、同2校より参加表明のレターを受け取った後、その後の住民総会にて今学校年度は自主給食の実施を見送るとの決定がなされ、対象校としての活動の実施を断念しました。その後、DEF/CCPCS(基礎教育局給食担当部署)及び各教育学区(CISCO)との協議により、同郡より代わりとして新たに2校を選定し、同2校に対し、28日に自主給食活動実施のためのPEC研修を実施し、来月上旬に自主給食詳細計画策定研修を実施する予定です。

読み書き・算数の手法研修の様子

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マインドマップ(Mind mapping)活動の様子

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マインドマップ(Mind mapping)活動の様子

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文字を床に書き、指示された文字に飛ぶ「Jumping on the letter」という活動の様子

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数字カード(2桁)の作成

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床に数字を置き、「10」になる様に2枚とる

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チャートを使った活動