チーム横浜でプロジェクトに取り組みます!!

2019年6月21日

横浜市とマラウイの関係は深く、2013年の第5回アフリカ開発会議(TICAD5)での、マラウイ国のジョイス・バンダ大統領(当時)と林横浜市長との対談を受け、2014年度からマラウイ国ブランタイヤ水公社(BWB)へ計17人の横浜市職員がJICA海外協力隊として毎年度3週間程度チーム派遣されています。

こうした実績に裏打ちされた横浜市とマラウイの絆に基づき、同国首都リロングウェ水公社(LWB)への技術協力プロジェクトの長期専門家として、横浜市水道局の職員(板谷チーフアドバイザー)が派遣されています。

長期専門家(2名)は6月21日に現地着任し、活動を開始しました。また、長期専門家に加えて、横浜水ビジネス協議会員企業2社も専門分野の異なる計5名の短期専門家(業務実施型)を派遣しております。長期専門家と短期専門家が有機的にタッグを組み、“チーム横浜”としてLWBに対する持続的な無収水削減活動のための能力強化に寄与するべく、本技術協力プロジェクトに取り組んで参ります。

また、昨年より海外協力隊員(職種:環境教育)1名がLWB広報部に配属されています。本プロジェクトでは、顧客の無収水削減に対する理解促進や活動を通じた満足度の向上、国内外の水道事業体への技術の普及などにも取り組みます。その手段となる広報活動において、協力隊員とも協調し効果的な活動に繋げていきたいと思います。

なお、2009年からJICA横浜で実施している課題別研修「アフリカ地域 都市上水道技術者養成」の第1回に参加したアルフォンソ・チクニ氏が、LWBの現CEO(Chef Executive Officer)に就任されています。このことからも、横浜市との縁の深さや歴史が感じられるとともに、今後も良好なコミュニケーションが築けることが期待されています。

今回、専門家チームの紹介となりましたが、今後はプロジェクト活動の状況をお伝えしていきたいと思います。

これから4年間、どうぞよろしくお願いいたします。

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LWBプロジェクトダイレクター(CEO)とJICA専門家チーフアドバイザー(横浜市)

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JICA専門家“チーム横浜”による朝ミーティング実施の様子