第9次マレーシア計画のもと、マレーシア国家警察(RMP)は犯罪率増加を撲滅するため、犯罪捜査技術や法科学の活用を強化してきました。増加する犯罪に対処するため、JICAは技術協力プロジェクト「犯罪現場における法科学と捜査手法」(2009年2月〜2010年2月)を実施し、警察官を対象に法科学にかかる職員の能力向上を図り、具体的には主に指紋鑑識に係る捜査能力を高めるため、科学的証拠を発見する知識や手続き、専門性を身につける訓練を実施してきました。
マレーシアではさらに、DNAを裁判や法廷において有効な法科学的証拠として取り扱うことができるようになる法案の成立が見込まれるなど、DNA鑑識…