第3回本邦研修

2014年10月17日

2014年10月6日(月)から10月17日(金)にかけて、第3回本邦研修が開催されました。本邦研修は、2014年4月からプロジェクトに参加している自動車部品サプライヤー企業の経営者及び州政府関係者を対象として実施し、ケレタロ州、グアナファト州、ヌエボレオン州より、合計16名のメキシコ人が来日しました。

第2回に続き、本研修は企業の経営責任者が「カイゼン」について正しく理解し、自社の問題を解決していくことができるよう、日本のベストプラクティスを体感し、モチベーションを高めることを目的として実施されました。

研修では、名古屋、東大阪、神奈川の企業を訪問し、企業によるプレゼンテーション及び工場見学を通じて、「カイゼン」とは何か、継続していくための工夫について学びました。日本企業の技術はもちろんのこと、社員が一丸となってカイゼン活動に取り組む姿や、経営者自ら率先する姿を目の当たりにしました。特に、経営者自ら人材育成について講義いただいた企業では、研修員から「自分が率先して従業員を巻き込み、活動を行っていくことの重要さを理解した」との声を聞くことができました。

本邦研修の成果は、まさに「百聞は一見にしかず」であり、これまでプロジェクト専門家がメキシコで教えてきたことを日本の現場で体感し、本質を理解することにあります。また、様々な規模・地域の企業を訪問することで、カイゼン活動が一様ではないこと、自分たちで工夫していく必要があることを学びました。

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研修風景(株式会社エクセディ)

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記念撮影(オムニヨシダ株式会社)