第5回合同調整委員会(Joint Coordination Committee:JCC)の開催

2015年9月30日

2015年9月17日にグアナファト州レオン市において、第5回合同調整委員会が開催されました。今回のJCCは10月末の終了を控えた本プロジェクトの最後のJCCです。プロジェクトの締めくくりにあたり、在メキシコ日本大使館から清水公使、グアナファト州経済持続開発庁からJose Manuel Casanueva次官のご臨席をいただきました。JCCの主な議題は以下のとおりです。

  1. 自動車部品サプライヤー支援のためのマスタープラン策定結果報告
    カウンターパートである3州(グアナファト州、ケレタロ州、ヌエボレオン州)政府より、各州が取り組んでいるメキシコ自動車部品サプライヤー(Tier-2)支援のためのマスタープランの策定結果について報告がありました。10月に政権交代を予定しているケレタロ州及びヌエボレオン州においては、同マスタープランの内容が新政権に引き継がれることが期待されます。
  2. 「サプライヤー・データベース」(Tier-2ダイレクトリー)開発進捗報告
    3州政府、PROMEXICO、ジェトロの共同で取り組んでいる「サプライヤー・データベース」の開発・運用の進捗について報告がありました。
    同データベースの運営主体となるPROMEXICOから、今後メキシコ全国レベルのデータベースとして拡充していきたいとの抱負が述べられました。同データベースは、メキシコTier-2についての情報源としてより積極的に活用されることが期待されます。
  3. カイゼングループの活動状況報告
    メキシコTier-2による継続的なカイゼン活動の実施に向けて重要と位置づけられるカイゼングループに関し、佐々木チーフアドバイザーからこれらグループの活動状況と今後1年間の活動計画の説明がありました。プロジェクト終了後も、州政府、日系Tier-1企業による同グループへの継続的な支援が期待されます。
  4. プロジェクトの実績報告
    本プロジェクトの3年間を振り返り、佐々木チーフアドバイザーからプロジェクトを通じた教訓と提言が述べられました。また、プロジェクトの実績(投入、活動、成果)について、菊池専門家より報告がありました。これまでの実績については、今後プロジェクト完了報告書として取りまとめられる予定です。

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JCC出席者一同

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ミニッツ署名