プロジェクト活動

プロジェクトの紹介

2005年、モンゴルの基礎教育に新しい学習指導要領が導入されました。この学習指導要領が全国の学校で実践されるためには、各教員が新しい指導法、すなわち子ども中心の指導法を身につけることが不可欠です。

モンゴル国教育文化科学省はJICAの協力を得て、2010年4月に「子どもの発達を支援する指導法改善プロジェクト(フェーズ2)」を開始しました。これは、2006〜2009年に実施された「子どもの発達を支援する指導法改善プロジェクト(フェーズ1)」の後継プロジェクトにあたります。

プロジェクトの実施期間は2010年4月〜2013年3月。フェーズ1で作成した教員用指導書と現在作成中の研修モジュールなどを活用して、モンゴル全国に子ども中心の指導法を普及する制度を構築・強化することを目的としています。

教育研究所、モンゴル国立大学附属 理科教育指導法開発センター、教員養成大学附属 初等教育指導法開発センター・数学教育指導法開発センター・IT教育指導法開発センターを初めとするフェーズ1の関係者によってプロフェッショナル・チームが結成されました。このプロフェッショナル・チームが、研修モジュールを作成、授業研究(2ページ目参照)実施モデルの構築・定着支援を行います。

本プロジェクトの主な活動は下記のとおりです。

  • 教育文化局の局長・指導主事、学校関係者を対象とする 研修モジュールを作成。
  • 研修モジュールをモデル区/県で試行。
  • 授業研究をモデル校で実施。県/区、学校の指導法改善を支援。
  • モンゴル全国の教育文化局 局長・指導主事、学校関係者(代表者)へ研修内容を紹介。

本プロジェクトは下記のような特徴を持っています。

  • 物的な支援ではなく、知的分野に貢献するものであること。
  • 学校現場と大学間の連携が促進されていること。

モデル県/区およびモデル校

モデル県/区として、ウランバートル市ソンギノハイルハン区、ボルガン県、ザブハン県が選定されました。また、ソンギノハイルハン区イレードゥイ統合学校、第12学校、第67学校、ボルガン県第1学校、ヒシグ・ウンドゥル、ホタグ・ウンドゥル、セレンゲ、ゴルバンボラグ・ソムの学校、ザブハン県チャンドマニ・エルデネ統合学校、トソンツェンゲル、ソンギノ、バヤンテス、ザブハンマンダル、シルーステイ・ソムの学校の合計14校がモデル校となっています。

これらのモデル区/県、モデル校を拠点として、指導法改善のための制度の強化、周辺地域へ普及を目指しています。

子どもの発達を支援する指導法改善プロジェクト(フェーズ1)

【写真】

学習指導要領が示している「子どもの発達を支援する指導法」を開発することを目的として、モンゴル国教育文化科学省とJICAが実施したプロジェクト(2006年4月〜2009年8月)。8教科(物理・化学・人間と環境・人間と自然・算数・数学・IT・総合学習)の教員用指導書、モニタリング・マニュアル、指導書作成マニュアルを作成しました。

モデル校として選定された9校(ウランバートル市第45学校、第97学校、セトゲムジ統合学校、ドルノド県第5学校、ハン・オール統合学校、マタド・ソム校、セレンゲ県第1学校、第4学校、ホシャート・ソム校)では指導書を試行した他、授業研究を実践して指導法の改善に務めました。

これらのモデル校、ウランバートル市教育局、ドルノド県、セレンゲ県教育文化局関係者は、現在、プロフェッショナル・チームのメンバーとしてフェーズ2にも貢献しています。