旧正月

2016年3月9日

モンゴルでは旧正月を祝いますが、今年は2月9日から11日までが休暇となりました。この期間は親戚や上司などのお宅を何軒も訪問する習慣があり、一般的な家庭でも100人を超える訪問者をもてなすために、数週間前から1,000個以上のボウズと呼ばれる肉まん(蒸し餃子と呼ぶべきでしょうか?)やポテトサラダ作ったり、ウォッカやプレゼントの買い出しなどの準備で忙しそうです。休暇が終わった次の週末も挨拶まわりをするそうで、皆さんおそらく一人百個以上のボウズを食べたことによる胃のもたれと闘いながらこの時期を過ごすそうです。

休暇期間中の大学はひっそりしていましたが、休み明けには獣医学部の教職員による新年会が会議室で行われ華やいだ雰囲気になりました。若い先生方も含めてほとんどの教職員はデールと呼ばれるモンゴルの民族衣装を着ていましたが、獣医学部の日本代表とでもいうべき梅村チーフアドバイザーもこの日のためにデールを新調し颯爽と登場したため、モンゴルの先生方から大喝采を浴びていました。テーブルには馬乳酒、乳製品、ヒツジの肉、ウォッカなどが並び、先生方は列を作り男性女性関係なく軽く抱き合うような格好で互い頬を合わせるような挨拶を全員がしてまわります。そして嗅ぎ煙草を交換します。

みなさん民族衣装を着てこのような伝統的な挨拶を大学内でしているモンゴルって素敵だなーと思ったひと時でした。

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新年会で挨拶するモンゴル生命科学大学獣医学部長