中間レビューが行われました

2016年10月30日

本プロジェクトは2014年4月30日に開始され、5年プロジェクトの中間点に達したことから中間レビューが要田団長を含む3名の日本側調査団と2名のモンゴル側評価委員によって10月14日から28日にかけて実施されました。日モ評価委員が最終報告書を確認し署名したうえで、最終日に評価結果がJCCで公表されました(写真)。5項目の評価基準のうちモンゴル国の財政事情から持続性に関しては中の評価でしたが、その他については概ね高い評価を頂き、ホッとしました。本プロジェクト開始後モンゴル側では従来の座学中心の獣医学教育から実習教育の強化を目指してほとんどの実習室を改修したほか、図書館、講義室およびX線診断室を新設し、さらに新しい実習農場を建設しました。これらの費用は乏しい財源をやりくりして捻出したもので、中には教授が日本で見た教育環境に少しでも近づけるよう私財を投じて実習室・診断室を整備した例もあり、我々は本プロジェクトの効果に確かな手応えを感じていましたので、中間レビューでモンゴル側のこうした努力が高く評価されたことは大変嬉しいことでした。

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JCCで閉会挨拶をされる佐藤JICAモンゴル事務所長