獣医学部卒業式-JICAプロジェクトを経験した獣医師の卵たち-

2018年5月21日

5月11日、モンゴル生命科学大学獣医学部の卒業式が行われました。式には本プロジェクトチームも招待され、本プロジェクトのチーフアドバイザーであり同大学の名誉教授でもある梅村専門家は卒業生に卒業証書を授与しました。

今年卒業する5年生は、本プロジェクトが開始された当時は2年生であり、プロジェクトを通して短期専門家の講義や実習、カリキュラムの改善、機材の充実化を4年間経験してきた学生達です。特に、JICA専門家が過去4年に亘り定着させてきた顕微鏡や手術台、超音波診断装置、インキュベーター、X線検査装置等を用いた実習は、学生達の実技能力を大きく向上させたものと評価しています。

卒業式の後、同学部から表彰をされた成績最優秀学生であるChantsalさんにインタビューを行いましたので以下にご紹介します。

Q. 在学中、印象に残っている授業は何ですか?
A. 微生物学のJICA専門家に教わった顕微鏡の実習授業です。新しい顕微鏡を用いて専門的なことを教わったことは、今までにない授業でした。

Q. JICAプロジェクトについてどのような感想を持っていますか?
A. JICAプロジェクトが薬理学、公衆衛生学、微生物学の研究室に機材を多く入れてくれたので、実践的な授業が増えました。実習授業は大変勉強になるので好きでした。

Q. 就職先は?
A. まだ決まっていませんが、首都ウランバートルで公務員としての獣医師ポストを希望しています。

引き続きプロジェクトでは、卒業生の獣医・畜産分野における活躍をフォローしていきます。

【画像】卒業証書授与に立ち会った教授陣と梅村専門家(右から2番目)

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表彰された優秀学生Chantsalさん(一番右)とBurenjargal副学部長(中央右)

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卒業式に出席する卒業生