新カリキュラム・シラバスの作成開始

2019年2月1日

1月20日~2月1日、伊藤専門家が再び来モし、モンゴル生命科学大学獣医学部カリキュラム改編に取り組まれました。この度は、前回来訪時の現状調査結果を踏まえ、具体的な新カリキュラム・シラバス作成作業に入りました。

まずは、同学部全教員を対象に個別面談を実施し、一人ひとりから意見を聞きます。伊藤専門家によると、「カリキュラム改編は、話し合いの繰り返しによって生み出されるもの。全員が参加し、納得して作り上げることが重要」。教員によっては3時間にも及ぶ長い面談となりましたが、最初から最後まで丁寧に全員の意見を聞き助言をする伊藤専門家に、カウンターパート達も大きな信頼を寄せています。その成果として、同学部の全教員が新カリキュラム及びシラバスの作成に賛成し、シラバス草案を書く作業を開始しました。

29日には、同大学のBuyanzaya副学長と面談し新しいカリキュラムの方向性について意見交換をしました。こうして早い段階から大学本部の理解と協力を得ることは、カウンターパート達に課題と行動計画を認識してもらい自主性を高める上で重要です。最終的には、新カリキュラム適用における諸手続きの円滑化に繋がります。同副学長は、伊藤専門家の新カリキュラムの構想に高い関心と共感を示し、大学本部も積極的に取り組むことを約束しました。

いよいよ、2月には新カリキュラムの全体像が出来上がります!

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Buyanzaya副学長(左)と伊藤専門家(右)

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Buyanzaya副学長にカリキュラム改編の方向性について提案する伊藤専門家(右)

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獣医学部教員達と意見交換をする様子

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教員一人ひとりと面談し細かく意見を汲み取る作業