専門家による技術移転

2020年1月9日

11月2日~7日まで堀内基広専門家、11月2日~9日まで池中良徳専門家が来蒙されました。

堀内基広専門家は、本プロジェクトで開始当初から、モンゴル生命科学大学獣医学部の公衆衛生分野の教員に対して、学生実習の技術指導及び関連する研究を指導されております。専門家として多数回来蒙されておりますが、今回が本プロジェクトでは最後になります。

担当教員及び学生との面談の結果、担当教員が提供した実習を着実に実施している様子が窺えたほか、学生からは「教育活動に支援いただいたJICA、日本、北大に感謝する」という発言もあり、技術移転が有意義に行われ、支援が成果を挙げています。

また、池中良徳専門家の獣医環境毒性学についての講義では、環境汚染物質が動物及び人体に与える影響、生物が持つ化学物質防御メカニズムについて話され、学生は興味深く聞き入っていました。

この他、教育研究グループの活動も継続しており、堀内専門家は、食品媒介感染症の調査研究、池中専門家は重金属分析及び牛乳及び食肉に残留する抗生物質の分析を、JICA大学連携ボランティアで同獣医学部に短期留学している本平氏と一緒に行いました。

プロジェクト終了まであと半年となりましたが、今後も獣医分野の発展のために注力していきます。

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担当教員と面談する堀内先生

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学生と面談している様子

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獣医環境毒性学の講義をする池中先生

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研究活動グループの研究を進める池中先生と本平氏