プロジェクト概要

プロジェクト名

(和)獣医・畜産分野人材育成能力強化プロジェクト
(英)Project for Strengthening the Capacity for Human Resource Development in the Field of Veterinary and Animal Husbandry

対象国名

モンゴル

署名日(実施合意)

2013年12月23日

プロジェクトサイト

全国(主な協力はモンゴル国立農業大学獣医学部及び工業・農牧業省で実施予定)

協力期間

2014年4月30日〜2019年4月29日

相手国機関名

工業・農牧省/モンゴル国立農業大学

背景

モンゴルは、人口約286万人(うち経済活動人口約112万人)、一人当たりGNI3,673米ドル(2012、世銀)、主要産業は鉱工業(GDP比21.7%)、農牧業(同13%)であるが、産業別労働人口比はそれぞれ12.3%、33% であり農牧業の労働人口に占める割合が高く、国土面積156万km2(日本の約4倍)のうち永年採草・遊牧地が約7割を占め、農牧業が重要な位置付けにある。中でも牧畜民は約35万人で経済活動人口の約3割を超える。

モンゴル政府は、牧畜業の振興を図り、競争力を高めるため、2010年に策定した「モンゴル家畜プログラム」において、2020年までの10年間国家予算の一定額を同プログラムに配分することを決定し、牧畜業関連の法整備、人材育成、家畜感染症対策等に取り組んでいる。

しかしながら、重要な産業である農牧業を支える獣医師の質が低いことが大きな課題となっている。モンゴル政府は、国内329郡(ソム)全てに獣医師と家畜繁殖等技術者を3名ずつ配置し対策を講じてきたが、実際に現場に配置される獣医師や畜産技術者の技術レベルが低いことから家畜繁殖や家畜疾病対策のニーズには十分に対応できていない。この原因のひとつが、モンゴル国内で獣医・畜産分野の人材育成の中心的役割を担うモンゴル国立農業大学獣医学部の能力不足である。同学部は、国際基準に満たない不十分な教育カリキュラム、教育・研究施設の不足、教員の指導能力不足といった課題を抱えている。また、既に現場で活動している獣医・畜産技術者(以下「社会人」という)の能力強化も解決すべき課題となっている。

目標

上位目標

獣医・畜産分野の指導と普及を担う専門技術者の能力が強化される。

プロジェクト目標

モンゴル国立農業大学獣医学部及び工業・農牧業省の教育と社会人研修に係る能力が強化される。

成果

(1)獣医学部の教育カリキュラムが改善される。
(2)新教育カリキュラムにて教育を行うための獣医学部の体制が整備される。
(3)獣医学部の教員の指導能力が強化される。
(4)モンゴル国立農業大学獣医学部、国家農業普及センター及び獣医繁殖庁による社会人教育の内容が改善される。

活動

1-1 現在の教育カリキュラムの課題、カリキュラム改善に向けた獣医学部の取り組み状況、他ドナーの活動内容を把握する。
1-2 新教育カリキュラム作成に向けた活動計画を作成する。
1-3 教員を対象にカリキュラム改善に関する研修を行う。
1-4 新教育カリキュラム案を作成する。

2-1 新教育カリキュラム用の教材、指導マニュアル及び研究機材を整備する。
2-2 新教育カリキュラムに沿った教育を継続的に実施していくための教員配置・育成計画を作成する。
2-3 新教育カリキュラムによる教育実施を支援するテクニカルスタッフの研修を行う。

3-1 教員の指導能力向上のための研修を行う。
3-2 新教育カリキュラムに沿った教育を行うために必要な教育手法の指導を行う。
3-3 指導能力習得のための共同講義・研究を行う。
3-4 獣医学部学生の習熟度及び教育活動レベルを評価するための外部審査を行う。

4-1 現在実施している社会人教育の課題とニーズを調査する。
4-2 モンゴル国立農業大学獣医学研究所及び中央獣医衛生ラボラトリーと連携し、社会人教育コースを作成する。
4-3 社会人教育コースを実施する。

投入

日本側投入

長期専門家派遣
短期専門家派遣
研修員受入
資機材供与

相手国側投入

カウンターパート配置
プロジェクト活動費(プロジェクト運営に必要な経常経費、消耗品等)