特別学校から通常学校に対する助言活動が始まりました

2015年12月23日

知的障害対象の特別学校4校からパイロット校として選定された通常学校8校(特別学校1校当たり通常学校2校)に対して助言活動が始まりました。これは、通常学校に在籍している障害のある子どもたちの学習を支援することを目的とした活動です。

特別学校、通常学校それぞれにはワーキングチームが結成されています。12月7〜14日、まずは通常学校が抱えている課題を把握するために、両校のワーキングチームが話し合いを行いました。通常学校の教員からは、「各障害の特性を知りたい」「子どもたちの学習上の困難を軽減するためにはどのような指導を行えばいいのか」等、次々と質問が出されました。こうした質問を基に、特別学校が通常学校に対して、今後、どのような助言活動を行うのか計画を立てました。
12月10日には、第55特別学校の教員が第79学校に赴き、特別なニーズを抱えていると思われる子どもの実態調査を行いました。また、12月23日には、第55特別学校の教員が第111学校の小学部教員に対し、障害の種類・特徴について講義を行いました。通常学校の教員からは、「障害に関する基本的な知識が獲得できた。クラスの気になる子どもの指導に活かしていきたい」という声が聞かれました。

今後、月に1回のペースで、特別学校から通常学校の教員に対し、こうした助言活動を行っていきます。

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