バヤンゴル区にてアセスメント・発達支援のパイロット活動及び研修会を開催しました

2016年3月31日

2016年3月28日から30日の3日間、パイロット区であるバヤンゴル区にて、アセスメント・発達支援のパイロット活動を実施し、併せて研修会を開催しました。障害児の保健・教育・社会保障中央委員会(以下、中央委員会)やバヤンゴル区支部委員会、医療関係者、教育関係者等約30名が集まりました。研修の目的は、(1)中央委員会がアセスメント・発達支援の制度作りについて、具体的にイメージできるようになること、(2)バヤンゴル区支部委員会及び関係機関が、活動を行うための基礎的な知識・経験を得ることでした。

障害のある子どもを抱える9家族にご協力頂き、プロジェクトの林専門家、橋本専門家が対象児のアセスメントを実践した後、保護者に対して、子育てに関するアドバイスを行いました。
研修会参加者は、モニターを通じてその様子を観察するとともに、両専門家による「障害の早期発見・早期療育の重要性」、「子どもの発達」、「アセスメントツール」に関する講義を受講しました。

参加者からは、「実際のアセスメントの様子を観察することができ、勉強になった」や「保護者が相談できる場が必要だと感じた」等の感想が聞かれました。また、「日本でアセスメントを行うのに必要な資格は何か」や「重複障害児のアセスメントはどのように行うのか」等の質問が出されました。

プロジェクトチームは、今後もこのような活動を通じて、モンゴルにおけるアセスメント・発達支援体制作りや関係機関の役割について、モンゴルの関係者とともに考えていきます。

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講義の様子

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アセスメントの様子