第34学校と第63特別学校が「交流及び共同学習」を実施しました。

2016年5月9日

日本では、障害のある子どもとない子どもが共に活動する機会を積極的に設けることを目的に、通常学校と特別支援学校、通常学級と特別支援学級の間で「交流及び共同学習」が実施されています。昨年11〜12月に本邦研修に参加した第63特別学校のソーシャルワーカーは、この「交流及び共同学習」をモンゴルでも実現したいという思いを温めてきました。5月9日、ついにその思いが形になり、第63特別学校の7〜8年生5人が、近隣の第34学校の体育の授業に参加しました。

第34学校の体育館に入ると第63特別学校の生徒は少し落ち着かない様子でしたが、始業の合図で第34学校の生徒と共に整列しました。他の子どもたちの動きを真似しながら、体育館の中を行進、ランニング、そして教員の掛け声に従って体を動かしていきます。
ウォーミングアップが完了すると、生徒達は5つのグループに分かれて、以下の活動を順番に行いました。第34学校の生徒が、第63特別学校の生徒にフリスビーの投げ方を説明する場面もありました。

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全てのグループが一通りの活動を体験してから、グループ対抗でドリブルとフリスビーの競争を行いました。どちらの学校の生徒も皆、夢中で取り組んでいました。

授業を終えた第63特別学校の生徒達は、「疲れたけれど楽しかった」「普段使わない筋肉を動かしたから、少し痛い」「試合に出たあとみたいな感じ」と達成感を感じた様子でした。同行していたソーシャルワーカーも、授業中の皆の表情を見て、「交流及び共同学習」の手ごたえを感じたようです。

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