世界授業研究学会の2017年国際大会にてポスター発表を行いました

2017年11月26日

世界授業研究学会(World Association of Lesson Studies)は、授業研究の実践や研究の促進・交流を目的に2007年に設立された学会で、毎年、世界中の授業研究実践者や研究者を集め、国際大会を開催しています。11回目となる今年は、名古屋大学を会場に、28のシンポジウム、300以上の口頭発表、約60のポスター発表が行われました。

モンゴル国障害児のための教育改善プロジェクト・チームも、特別学校4校における授業研究とそれを通じて明らかとなった個別教育計画の有効性についてポスター発表を行いました。発表時間は2時間弱でしたが、障害のある子どもの教育に対する関心は思いのほか高く、約40人がポスターの前で足を止めてくれました。プロジェクトが開発中の個別教育計画に関心を寄せてくださった方、自国がインクルーシブ教育に大きく舵を切った国、障害のある子どもを対象とした義務教育が開始したばかりで指導方法を模索している方など、取り組もうとしている課題は様々でしたが、有意義な意見交換ができました。

また、モンゴルで実施されていたJICAプロジェクト「子どもの発達を支援する指導法改善プロジェクト(フェーズ1・2)」(2006年~2013年)の元カウンターパートも参加しており、モンゴルにおける授業研究の取り組み、プロジェクト実施中と終了後の授業の質の比較、授業分析の方法等について口頭発表を行いました。

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世界授業研究学会2017年度国際大会

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ポスター発表の様子