ウランバートル市における障害者の社会参加促進プロジェクトと合同で、バガノール区医療・社会保険事務所の視察を行いました。

2017年10月20日

ウランバートル市における障害者の社会参加促進(DPUB)プロジェクトと合同で、バガノール区医療・社会保険事務所を訪問し、車いす協会の皆さまと同事務所のアクセシビリティチェックを行いました。バガノール区医療・社会保険事務所は、本プロジェクトにおいて業務改善実施モデル事務所として選ばれており、率先して業務の効率化やお客様へのサービス向上に取り組み、全国の医療・社会保険事務所をリードしていく役割を担っています。

医療・社会保険事務所は障害者の方や高齢の方々が多く訪れる場所であり、そのため、どのような視点で事務所や業務を改善・整備していけば良いかにつき、同事務所所長を含む職員を交えて議論をしました。

車いす協会のチョローンドルゴルさんからの「障害者に配慮して整備された施設であれば、誰にとっても使いやすい」というアドバイスは、同事務所の職員のみならず私たちの心に残り、周辺のバガノール区総合病院や療養所を訪れた際にも、合言葉のように口にしながら、障害者の方の視点で施設の改善案について関係者と話し合いました。私たちの訪問を受け入れてくださった関係者の皆さまに、深く感謝申し上げます。

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事務所内視察の様子。車椅子の方でも、社会保険サービスにかかる資料が読みやすいよう工夫してある。

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所長との意見交換

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事務所内視察の様子

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事務所入口。スロープがややきつく、事務所職員がサポートをしている。

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事務所内視察の様子。改善点について所長に質問を行う高梨専門家。

【画像】バガノール区療養所前で関係者一同記念撮影