伊藤チーフアドバイザーによるモンゴル国立大学法学部での講義

2018年12月17日

モンゴル国立大学法学部内名古屋大学日本法教育研究センターの二年生の学生さんたちに対し、伊藤チーフアドバイザーが「日本の社会保障制度について」というテーマで講義を行いました。今までもSINRAIプロジェクトでは、広報の一環としてモンゴルの若者に対し、年金をはじめとする社会保障の意義について説明をする活動を行ってきました。

今回の講義では、
1)国等の支援が必要な人がその支援を受けることが権利(受給権)として、法律などで確立され、その趣旨を関係者が正確に理解しているかどうか、
2)国等の支援に係る経費の負担方法として、最初に決められた予算の範囲内で国等が負担する裁量的経費と、支援に係る経費が増えれば年の途中であっても補正予算を組んで必ず国等が負担することが法律で決められている義務的経費のどちらを採用しているか
というポイントを上げて、社会保障制度の発展について説明しました。

講義を聞いた学生たちからは、モンゴルの社会保障制度の状況はどうなのか、そして将来どう行動すべきかについて質問が寄せられました。また、関連して日本の高齢化、少子化の問題に対してどのような対策が取られているかについても、議論が及びました。

モンゴルの将来を担う若者を育てる、同大学で講義を行う貴重な機会をいただけましたこと、関係者の皆様に改めて感謝を申し上げます!

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講義を行う伊藤チーフアドバイザー

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講義を聞く学生たち

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講義を聞く学生

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講義後の記念撮影