障害平等研修を実施しました。

2016年11月4日

2016年10月28日、11月4日の2日間

本プロジェクトでは、物理や情報面のアクセシビリティの改善に加えて、差別など、「人の心の中にあるバリア」を解消するための活動もしています。その一つが「障害平等研修」(DET:Disability Equality Training)の実施です。障害平等研修は障害当事者がファシリテーターとなって進める研修プログラムであり、海外の航空会社や大手スーパーマーケットでも実施されています。プロジェクトでは照屋専門家を中心に、モンゴル人障害者へ研修を行い、将来、モンゴル国内の政府機関や民間企業などに対して障害平等研修を実施できる人材を育成します。その前にまずは「障害平等研修」を実際に体験してもらうため、障害者や行政官、銀行、等の民間企業の方々を対象に、10月28日と11月4日に研修を開催しました。

照屋専門家による「障害とは何か?」の問いかけから始まり、参加者同士の対話、ビデオ教材の視聴、等を通して、障害を見る視点、考える視点を参加者自身が発見していきます。終了後、銀行の参加者が、将来、モンゴル人障害者から銀行職員に対する障害平等研修を実施して欲しいと要望がありました。12月には障害児を対象とするモンゴルの「JICA 障害児のための教育改善プロジェクト(START)」の先生方を対象に研修を実施するほか、モンゴル人障害当事者16名を対象とした2週間の本格的なDETファシリテーター養成講座も実施する予定です。

以上

【画像】

照屋専門家によるファシリテーション

【画像】

グループワーク中