ウランバートル市とザブハン県での住民向け防災啓発指導員研修の実施(第1ステップ)

2018年3月27日

地域の防災教育の担い手となる指導員育成活動の一環として、パイロット地域として選定されたウランバートル市で2018年3月21日、22日に、ザブハン県の県都ウリヤスタイで3月26日、27日に指導員ワークショップを実施しました。

プロジェクトでは、住民への防災意識の啓発に係る活動を推進するために、モンゴル国の防災法で規定されている防災教育を実践する人材を育成するための教材(インストラクターマニュアル)を作成しています。それぞれ2日間のワークショップのうち、初日はJICAが実技訓練を担当し、2日目はプロジェクトで協働しているWorld Visionと赤十字が講義を担当しました。実技訓練は、モンゴルの実情に合わせた体験型プログラムを作りました。これは地域の防災教育を推進するモンゴル国家非常事態庁(NEMA)の職員が、2017年10月から11月に日本での研修で視察した体験型の住民向け防災啓発活動を参考にして作成しました。

ウランバートル市とザブハン県では赤十字ボランティア15名を含む、政府職員・防災関係者それぞれ39名、35名が受講しました。ザブハン県ではザブハンテレビにてワークショップの様子が10分間紹介されるなど、発生が危惧される地震等の災害に対してモンゴル側の関心の高さが伺えました。

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炊き出し訓練の様子

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水消火器による消火訓練

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参加者の様子

【画像】ザブハン県での参加者